陶芸教室で使用する窯の種類とその特徴

陶芸教室によって、焼成の窯の種類が異なります。
窯の種類には、ガス窯、トンネル窯、電気窯、薪窯などがありますが、当然窯によって焼き上がるが変わってきます。
では窯の種類による焼き上がりの特徴について紹介していきます。

まず陶芸が盛んな地域・美濃では、ほとんどの陶芸教室でブタンガスを燃料としたトンネル窯が使用されています。
トンネル窯は、陶芸の窯の中で最も近代的な窯だと言われています。
トンネル窯で焼成すると、一度に大量に焼き上げる事が可能で、しかも焼き加減が均一でキレイな仕上がりとなります。
また燃料も効率的なので、コスパが良いと言えます。

ただ、陶芸においては、必ずしも効率化だけが重視される訳ではありません。
手間がかかる焼成方法で、非効率であっても味がある器が焼き上がるなら、昔ながらの窯を選択している陶芸教室もあるからです。

また電気窯の場合は、温度調節が難しい炎と異なり、窯の中に張り巡らされた電熱線で窯の温度を上げていきます。
電気制御は、コンピューターによって行われるため、焼成が安定し、失敗しにくいというメリットがあります。
酸化や還元も自由自在に行えるので、イメージ通りの器が作りやすいと言えるでしょう。
ですが他の窯と比べると、焼成費が高くなる傾向があります。

陶芸というと、その歴史は古く、紀元前6世紀頃にエジプトで作られていた記録が残されています。
そのため、昔ながらのやり方というイメージが強いですが、時代とともにそのやり方は大きく変化しています。

まだ実用化はされていませんが、電子レンジと同じ仕組みでマイクロ波を活用する窯も小さい容量ならすでに存在しています。

ガス窯は、窯の焚き口から炎を送り込む事で、焼成します。
窯の温度は、ガス圧と空気量を調節する事で調節するため、熟練の技が問われます。
つまり陶芸教室でガス窯を担当する陶芸家の先生の経験値が問われると言えます。

ガス窯の場合は炎の発熱量が高いため、酸化や還元の操作は比較的簡単に行う事が可能です。
ガス窯と電窯では、同じ器を焼成した場合に、ガス窯の方がより味わいがあり、電気窯はサラっとした焼き上がりになります。

薪窯は、昔ながらの焼成方法と言えるでしょう。
薪を燃焼させる事で焼成を行います。登り窯や穴窯など、薪窯の中でも色々な種類が存在します。
薪窯は最も手間がかかる焼成方法ですが、同時に陶芸の醍醐味を最も味わう事が出来ます。
薪窯では、同じ器は二度と作れないと言えるほど、火加減や気温に大きく左右されるので、神秘的な作品が生まれる事にあります。ただ陶芸が盛んな地域では、陶芸教室でも薪窯で焼成してくれるところもあるかもしれませんが、都心部では薪窯で焼成してくれる教室はほとんどないと言えます。

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